平成12年度秋期 午後II

問2 情報を共有し活用するシステムの計画策定について

 企業全体で情報を共有し活用することによって、業務を効率化したり、顧客満足度を向上させたり、売上げを伸ばしたりすることを目的にしたシステムの開発・導入が進んでいる。このようなシステムとして、グループウェアやイントラネットを利用したシステム、及びナレッジマネジメントを活用したシステムなどが挙げられる。
 情報を共有し活用するシステムの計画に当たって、システムアナリストはシステム機能や IT ツールの利便性に着目するだけでなく、システムを日常業務の中に定着させるための方法について検討することが重要である。そのためには、情報を分析し体系化した上で、次のような点に着目する必要がある。
・生きた情報や価値ある情報を効率よく収集できること
・情報の鮮度を維持したり、錯そうした情報を整理したりすること
必要な時に必要な人に必要な情報を提供できること
 システムアナリストは、情報を共有し活用するシステムの計画策定に当たって、システム開発・導入の目的を明確にし、ねらいどおりの効果が発揮できるようにしなければならない。
 あなたの経験と考えに基づいて、設問ア〜ウに従って論述せよ。

設問ア  あなたが策定に参画した情報を共有し活用するシステムの計画について、その概要を800字以内で述べよ。
設問イ  設問アで述べたシステムの開発・導入の目的を簡潔に述べよ。その目的を達成するために、システムを日常業務の中に定着させる方法について、計画策定の段階で、あなたが特に重要と考え工夫したことは何か、具体的に述べよ。
設問ウ  設問イで述べた方法を採用した結果について、あなたはどのように評価しているか、簡潔に述べよ。

  問われていること 解答すべきこと 問題文が主張するキーワード
設問ア
あなたが策定に参画した情報を共有し活用するシステムの計画 情報を共有し活用するシステムの計画 ・グループウェアやイントラネット
・ナレッジマネジメント
設問イ システムの開発・導入の目的 システムの開発・導入の目的 ・業務を効率化
・顧客満足度を向上
・売上伸長
  その目的を達成するために、システムを日常業務の中に定着させる方法について、計画策定の段階で、あなたが特に重要と考え工夫したことは何か 日常業務の中に定着させる方法について、計画策定の段階で、あなたが特に重要と考え工夫したこと 情報を分析し体系化
効率・鮮度・整理・必要な時に必要な人に必要な情報
設問ウ 方法を採用した結果について、あなたはどのように評価しているか 方法を採用した結果について評価  
       

目的の浸透のための組織改革も含めて計画した結果、目的達成